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ジルコニアとは?
こんにちは、ノア歯科クリニック中目黒の坂田です。
今回は、当院でセラミック治療やインプラント治療などに使用する「ジルコニア」という素材に関してお話ししていきます。
ジルコニアとは二酸化ジルコニウムとも呼ばれ、人工ダイヤモンドともいわれています。<ジルコニア(wikipedia)より参照>
ここ数年で飛躍的に研究が進み、歯の治療でも用いられる機会が激増しました。
人工ダイヤモンドとも言われるように、ジルコニアはセラミック系素材の中でも圧倒的に丈夫で、また色も白く審美的なので、銀歯と比較しても非常に目立ちにくが特徴です。
今では天然の歯と見分けがつかないほど美しく加工もできるようになり、審美領域(前歯)でも活用できるようになりました。
当院の治療前後の症例です。
身体に優しい治療
ジルコニアは、当院の大きな特徴である身体に優しい治療を行う為には必須の材料です。
なぜかというと、、、
「金属のようにサビないため、サビを常時飲み込み続けるようなことがない。金属アレルギーにならない。」からです。
そして、ジルコニアは劣化が少なく、お口の中で常時唾液にさらされ噛むことで力が加えられる劣悪な環境においても安定した状態を長期間保つことができます。
サビた金属がお口の中にずっとあり、そのサビを常時飲み込み続けていたら体に害がないわけがありませんよね。
サビたお口の中の金属↓
ジルコニアのメリット・デメリット
ジルコニアがいくら良いといってもデメリットももちろんあります。
☆ジルコニアの7つのメリット☆
①割れにくい・壊れにくい(強度がある)
②体に優しい安全な材料(金属アレルギーにならない)
③色が白く透明感があり、審美的(見た目が自然)
④変色が少なく、歯ぐきの変色も起こさない(半永久的に審美的)
⑤幅広い治療・設計が可能(インプラント体・義歯・ブリッジへの応用)
⑥汚れがつきにくいため、清潔に保てる
⑦仮止めで経過を見れる。
(セラミックは基本的に仮止めができない素材でしたが、ジルコニアは強度があるため、仮止めで様子をみることができます)
★ジルコニアの5つデメリット★
①割れてしまう、壊れてしまうことがある。
(いかに強度が上がったとはいえ、一生持つ素材は中々ありません。金属も疲労により破壊されることはよくあります。)
②歯を削る量が少し多くなってしまう。
③研磨や調整が難しい。
(修理ができないので、場合によっては再作成になります。)
④接着材を上手く活用しないといけない。
⑤保険がきかないので、自費診療になってしまう。
この写真は全てジルコニアを用いた被せものです。
ただジルコニアといっても、素材は様々です。
少し前までは、ジルコニアは色が他の歯と中々合わず、セラミック治療の中で審美的に劣ってしまっていましたが、素材の進歩により、非常に美しい天然歯の再現ができるようになってきました。
また、ジルコニアの歯科応用により、なんとインプラントにもジルコニアを使用することができ、完璧にメタルフリー(一切金属を使わない)での治療が実現できたのです!
まだまだ骨に埋め込む土台(人工歯根)の部分はチタンという金属を使っているクリニックがほどんどだと思いますが、当院ではすべてジルコニアを使用しております。
◆ノア歯科クリニック中目黒の身体にやさいく審美的な「ジルコニアインプラント治療」はこちら
当院で扱うZsystems社のジルコニアインプラント ↓
最後に技工士(歯の作り手)さんのレベルによっても、物の出来具合に雲泥の差がでます。
これからも新しい技術、素材はどんどん開発されていきます。
しかし、大切なのは材料を使う人の技量や知識です。
上手く使いこなせなければ、諸刃の剣にもなりうるのを忘れずに診療をしております。
当院では全身の状態を診ながら治療を行う「全身歯科」をコンセプトにあげております。
全身を診ながら、その方にあった素材を判断し、信頼できる技工士さんの話をさせて頂きながら、カウンセリングをおこなっておりますので、
今までの歯医者さんでは満足のいかない方でも、是非一度ご相談にいらっしゃって下さいね。
しっかりと情報を出して、何かお手伝いができれば幸いです。
◆ノア歯科クリニック中目黒のジルコニアを使った「詰め物・被せ物」はこちら
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