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- 掌蹠膿疱症と口の中との深い関係知ってますか??
掌蹠膿疱症と歯科治療が大きく関係している!
こんにちは、ノア歯科クリニック中目黒の坂田尭久です。
今回は掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という皮膚の病気に関して情報を出したいと思います。
この掌蹠膿疱症、実は口の中の感染源と深い関係性があるのです。
長年症状に悩んでいる方も、しっかりとした知識をもった歯医者で歯科治療を行うことで、改善する可能性が高いのです。
そもそも掌蹠膿疱症とは
手のひらや足の裏に、膿がたまった膿疱が生じる状態で、下記の写真のように手や足がボロボロになってしまう状態です。
他人には感染せず、無菌性の膿疱が多数的に生じると言われています。
感染などにより生じる膿疱には細菌やウイルスなどの雑菌が含まれますが、掌蹠膿疱症の膿疱は好中球(白血球の一種)が角質に溜まったものであり、あくまで無菌性という特徴があります。
そのため、他者に接触しても感染することはありません。
しかし、見た目はもちろん、かゆみ、痛みを何年も伴う方がおり、
原因がわかっていないことが多いため、発症した方は非常に大変な思いをされております。
治療法は定まっていない・・・
一般的には
・ステロイド軟膏・非ステロイド性軟膏・ビタミンD3外用剤
・抗生物質・免疫抑制剤の服薬
・紫外線療法
・抗炎症薬(非ステロイド性抗炎症薬・NSAIDs)
・ビオチン療法(腸内環境の改善)
・漢方薬
・扁桃腺除去
などが挙げられておりますが、結局定まった治療法がないのが現状です。
上記の方法を行ったことで体質が変わり、治癒・改善するケースもありますが、変化がない場合はどうしますか?
【 当院の実際の症例 】
まずは口の中の感染源を除去する!
ノア歯科クリニック中目黒では、もちろん歯科領域でのアプローチしかできませんが、医科歯科連携の知識を織り交ぜながらの診療を行っております。
何十年と改善しなかった方が、歯科の治療を併用することで掌蹠膿疱症の苦しみから脱出したケースがたくさんあります。
どんな病気でも原因は一つではありません。
ひとつひとつ可能性がある要因を取り除き、体の反応に素直になっていけば、中々改善しないケースも突然回復することがあります。
歯の治療を全身を診たうえで診療することは、結果的に体へも良い影響が出るのです。
お口は体内へ通じる入り口です。
症状が出ている部分にだけ目を向けず、広い視野を持って治療を受けて下さい。
「当院の実際の治療症例」と「掌蹠膿疱症の原因となりえるもの」等を下記ブログページでご紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
下記のページは、金属アレルギーについてですが
「掌蹠膿疱症にもつながる内容」や
「掌蹠膿疱症の症例内容」が
上記のブログページよりも見やすくまとまっておりますので、
ご参考までに記載いたします。
長年、手と足の辛い症状で苦しんでいる方がおりましたら、歯の感染源の存在も調べにいらっしゃってください。
木を見て森を見る。そして人も診ることで原因が見つかることが多いです。
掌蹠膿疱症が発症する前後に、歯の治療を受けた記憶がある方、歯の治療中に症状が良くなったり、悪くなったりしたことがあった方は、一度口の中の点検にいらっしゃって下さいね。
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